これまでのハードウェア・シンセサイザーではあまり知られていませんが、私たちaccessにとって、無償ソフトウェア・アップグレードは優先順位の高いサービスなのです。また、私たちはこのような定期的なアップグレードを実施した最初のメーカーのひとつでもあるのです。この定期的なアップグレードにより、これまでの製品がよりフレッシュに、場合によっては飛躍的に変貌することもあるのです。しかも新製品の導入は要りません。この循環は、私たちにとっては一旦開発した素晴らしいハードウェア・プラットフォームをより長く新鮮な製品として保てるメリットがあり、そのことは同時にオーナーの皆さんにとっても、新たな追加投資を必要とせずにVirusをいつもエキサイティングなシンセサイザーとしてお楽しみいただけるメリットがあるのです。
私たちの製品が継続的に進化を遂げられるのも、改良に関するオーナーの皆さんからの積極的な声がたくさんあるからなのです。繰り返しになりますが、この連鎖は皆さんにとっても、また、メーカーである私たちにとっても大きなメリットになるのです。
新規のコム・フィルター、声をシミュレートしたボウウェル・フィルター、スピーカー・モデリング、そしてストンプ・ボックス・ディストーションをフィーチャーしたデモ・サウンドをお聴き下さい。すべてシングル・モード、エフェクトなしで作成しました。
アルペジエイターも新しくなり、往年の大型モジュラー・シンセサイザーにあったアナログ・シーケンサーのテイストを追加しました。
すべてのVirus TIシリーズのOS4では、新たにビンテージのギター・ディストーション・ペダルをモデリングした6種類のディストーション・エフェクトを追加しました。特徴的なサウンド・キャラクターで、あらゆる時代のギター・ヒーローに愛用されたディストーション・ペダルをモデリングしたものばかりです。これらのバーチャル・ストンプ・ボックスは、単に結果としてのサウンドだけでなく、ディストーションやトーンなどの各パラメーターの変化に伴うサウンドの変化の仕方も含めて忠実に再現したものです。
Mint Overdrive(ミント・オーバードライブ):チューブ・アンプのサウンドです。素晴らしい「済もーキー・サウンド」が得られる非常に特別なオーバードライブです。ダイナミクスがありつつ、軽めに歪んだサウンドが欲しい場合に適しています。
Curry Overdrive(カリー・オーバードライブ):オリジナルと同様、非常に深いディストーションです。トーン・コントロールはありません。
Saffron Overdrive(サフラン・オーバードライブ):オレンジ色のあのペダルです。グランジ・サウンドのように荒々しく、きらびやかなディストーションです。
Onion Overdrive(オニオン・オーバードライブ):ファズのようなキャラクターで有名な、大きめのディストーション・ペダルのサウンドです。
Pepper Overdrive(ペッパー・オーバードライブ):クリアでパワフルなディストーション・サウンドは、ミックスの中でも埋もれない存在感があります。トーン・コントロールにはローパス・フィルターを使っています。
Chili Overdrive(チリ・オーバードライブ):クラシックなファズボックスのサウンドです。トーン・コントロールなんてものはありません。ただただ強引なファズです。
ストンプ・ボックスのビデオを見る(英語)このフィルターは、トーキング・モジュレーターなど、人間の声のようなサウンドをシミュレートする、シンプルで効果的なフィルターです。
ボウウェル・フィルターのビデオを見る(英語)この新しいコム・フィルターは原音に含まれる倍音を激しく強調し、原音とはまったく異なるキャラクターに変貌させることができるフィルターです。
コム・フィルターのビデオを見る(英語)Virus TIシリーズのOS4では、アルペジエイターに新たな、しかも強力な機能を追加しました。それは、アルペジエイターの出力をあらゆるパラメーターのモジュレーション・ソースとして使用できるものです。これにより、ステップ・シーケンサーと同様のことができることとなり、サウンドにダイナミックでリズミカルな要素をプラスすることが可能となりました。
新アルペジエイターのビデオを見る(英語)